2020年より蔓延した新型コロナウイルス感染症の影響により、働き方、人とのコミュニケーション手法、余暇の過ごし方などさまざまな変化が訪れ、これまでの常識が通用しない社会生活における不自由を強いられた2年間となりました。
人との直接的な接触を極力控えることで新型コロナウイルスの影響が出る前と比べ、多くの人は交流の機会が減少したのではないでしょうか。直接顔を合わせる機会が少なくなり、オンラインでのコミュニケーションが主流になるなど、新しいコミュニケーションツールが台頭し、その変化についていけない人は取り残され、孤立してしまった方も多くいると考えます。そのような状況下において、我々佐倉青年会議所も会員の定例会参加率の低下や対面で行う定例会の減少による会員交流の機会が少なくなるなど、新型コロナウイルスの影響を大きく受けました。信頼関係を築くことはコミュニケーションがすべてではありません。しかし単純接触効果のように直接顔を合わせる頻度を高めることにより、互いを深く知る機会となり、信頼関係の構築につながると考えます。そのため対面とオンライン、双方のメリットを活用し、円滑な交流を行っていくことがこれからの時代に求められます。
我々青年会議所としては若き力を駆使し、これからの時代を担い、また次世代へとつなげていくことが使命と捉えていく必要があります。そのためにも、まずは当法人の組織力向上を行っていくことがこれからの青年会議所に必要なことだと考えます。まずは組織力向上のきっかけになるよう会員交流の機会を設けていき、さらには地域との交流を行うことで信頼関係をより強化し、地域と一体となった団体として5年後、10年後の明るい豊かな社会につなげてまいります。