我々のような地域の青年団体にはどのような存在意義があるのか。
10年先、20年先の世界や日本の未来を見据え、我々が住まう地域をどのように明るい豊かな社会にするのかを模索し、変革していくことにあると考えます。
これは行政だけに頼るのではなく、他団体や地域市民の皆様と共に手を取り合い、より良いまちづくりには何が必要なのかを協議し、率先して行動していくことにこそ我々のような地域の青年団体が存在する価値があるのではないかと考えます。
現在の日本社会では急速に進む超少子高齢化が深刻化し、メディアでも人口減少社会が取り立たされています。
10年後の2030年には日本の総人口が約1億人強程になると分析されており、さらに地方に目を向けると、2040年までに全国約1,800市町村のうち約半数の市町村が消滅する恐れがあると発表されました。
この様々な問題は我々が住まう地域も決して他人事ではなく、誰かが率先して向き合わなくてはならない課題であると考えます。
原因とされている出生率を地域で解決していくためには、若年層の流出を防ぐ必要があり、そのためには、我々が住まう地域での雇用環境や保育・学校環境の充実、青少年世代が健全な育成を育まれるための社会環境を整える必要があると考えます。
そのような状況下の中、我々に何ができるのか。それは所属会員一人ひとりが青年会議所運動を通して学び、自己成長を遂げることこそが地域の未来を創造し、日本社会の環境向上に繋がるのではないかと考えます。
1949年に日本に青年会議所が設立された当初からの理念である「明るい豊かな社会の実現」を目指し、我々は青年会議所運動を止めることなく歩みを進めて参ります。