2018年度理事長基本方針・事業計画

スローガン
「源清流清」 ~想いを大きなうねりへ~

公益社団法人佐倉青年会議所 第43代理事長  新堀 克則

はじめに

太平洋戦争での敗戦から72年が過ぎ、私たちの先達は焼け野原であった国土を、様々な英知とたゆまぬ努力によって世界で屈指の先進国となるまで復興、発展させてくださいました。戦後間もない戦後混乱期と言われる1949年の東京青年会議所創立を皮切りに産声を上げた青年会議所運動は、1976年私たちのまち佐倉まで伝播し「明るい豊かな社会の実現」を理念とし42年にも亘る歴史を紡いで参りました。
経済変革期と言われている現在、国内では少子高齢化問題や、格差社会化の進行にともなう旧来とは違ったかたちの貧困などが問題視されています。私たちの暮らす佐倉市においても、明るい未来への夢が描ける人々が減少しているように思われます。佐倉市を中心とした近郊にてJC運動を展開する我々にとって、明るい未来を描き物心両面の豊かさが享受できる社会を実現するためには、どのような事業を展開し社会変革運動を行っていくことが最良の策なのかを考えて行動していく必要があることは明白です。
本年度はスローガンを「源清流清」~想いを大きなうねりへ~と掲げ、我々が地域社会に対して行っていくJC運動という道を正しく歩み発信することによって社会を変革するムーブメントのきっかけとし、その小さな我々一人ひとりの想いが大きなうねりへと昇華するべく活動を行って参ります。

地域のリーダーとなるべき会員資質の向上

青年会議所運動の大きな意味合いの中には、地域を変革し、また成長させていくためのリーダーの人財育成という側面があります。現在の佐倉青年会議所に在籍している会員は皆が青年会議所運動に興味を抱き、運動の趣旨に賛同し、限られた時間を割いて活動を行っている尊い仲間です。しかしながら、40歳までという限られた在籍期間があり入会歴の長い経験豊富な会員が減少してきているのも事実です。各種事業を通して経験できる気付きや学びは勿論ですが、直接的に学べる研修の機会を提供し、仲間と交流を深めることにより、効果的に会員資質の向上を図り、地域や日本の未来に貢献できる研修団体へとなるべく邁進していきます。

会員を拡大し、より活発な佐倉青年会議所へ

佐倉青年会議所が現在よりも多くの活動を展開し、大きなうねりを持った運動体となっていくためには、同じ志を抱いた仲間が今以上に必要とされています。少数精鋭という言い訳は青年会議所運動を行っている我々には全く当てはまりません。会員の人数こそ即ち運動の原動力であるエンジンだと認識し、佐倉青年会議所の未来と明るい豊かな社会づくりのための種まきとしても会員拡大が必須です。本年度は会員拡大の年間目標数として各会員が一人の新入会員を獲得するべく、増加率100%と掲げるとともに、7月までに15名会員を拡大し、年度末には50名LOMとなることを目指します。会員全員がJC運動に対しての熱い思いを周囲の方々に語ること、率先し行動を起こすことで必ずや本年度は同志を増やし、会員拡大を行っていきます。

未来を託す青少年健全育成

古くから「子は宝」という言葉にある通り、日本ひいては世界の未来を背負い歴史を創っていくのは子ども達です。私たちを取り巻く社会は、現在物質的な豊かさから、精神的な豊かさの時代への変革期であるともいわれています。このような現在の時代背景を我々の感性で鋭く読み取り、我々大人が明るい豊かな社会づくりへの投資として、しっかりと心と身体を健やかに育む様々な機会を提供し、子ども達との触れ合いを通して、大人の背中をしっかりと見せていくことで、未来の大人を健全に育成していくことが、我々責任世代の責務です。責任世代として、現在継続して行われている青少年健全育成事業をさらに進化させることだけに留まらず、さらなる未来の人財を育む事業を展開いたします。

地域の活力こそ日本の活力

我々の活動範囲である佐倉市をはじめとする、周辺地域は印旛郡市と呼ばれ、その象徴ともいえる印旛沼は、近年新たに周辺環境の整備がなされ、地域のアイコンとしてだけでなく、観光資源としてもさらなる飛躍の可能性を秘めています。我々が継続して行っている印旛沼流域の環境啓蒙事業をはじめとする地域社会への事業を行うことは、明るい豊かな社会づくりには無くてはならないことだと考えます。しかしながら、継続事業を発展させることだけにこだわっていては、地域が抱える本質的な問題解決には到達することが出来ないのも事実です。より柔軟な姿勢と広い視野を持ち、地域の未来を考えることによって新たな問題に取り組んでいくことも必要とされています。行政やNPO・各種経済団体等と協働して、更なる地域社会の問題に目を向けた新たな事業を行い、少しでもまちを良くすることを通じて日本全国へ元気と活力を伝播させていきます。

社会にしっかりと認知をされる運動体へ

我々は公益社団法人格を有し、行政等の諸団体よりの認知度は非常に高いものであると自負しています。しかしながら、一般市民への佐倉青年会議所の認知度は残念ながら高いとは言えないのが事実です。認知度を向上させ、今現在構築されているネットワークを最大限に活用して、各種団体との連携を緊密に図っていくこと、そして、そのネットワークをさらに拡大させるためにも、広報活動のありかたを考え、ホームページやSNSの活用をさらに推進し、様々な情報発信を強化することで、社会的な認知度および信用度の向上を図っていくことが、JC運動に必要なブランディングであると考えます。

大きな幹となっていくための基盤づくり

公益社団法人として、法令に定められた総会や理事会の運営方法、厳格な予算執行をはじめとする、コンプライアンスの遵守や行政諸官庁への各種届出、報告等の手続きを速やかに行うことが各事業を円滑に遂行するための必須事項となってきます。また会員情報等の厳密な管理を通じて組織としての基盤を整備すること、そして、公益社団法人格の検証と再考を真摯に行い、時代背景とJC運動の理念とに即した組織となることが、我々のさらなる飛躍には必須だと確信し、組織根幹の強化を継続して推進していきます。

千葉ブロック大会誘致について

千葉ブロック協議会が主催し、ブロック協議会最大の運動発信の場であるブロック大会を、この佐倉の地にて開催することのメリットは、主管益としての、会員全員が高い志のもと同じ目標を掲げ取り組んでいくことを通じて、会員個々の資質向上と、まちづくりへの想いをさらに高められ、より強固な組織と進化できることが挙げられます。また、開催地益として、地域市民の皆様に対して郷土愛と佐倉人のアイデンティティーを育む一助となると確信しています。佐倉のまちを愛し変革するために日々汗を流して、活動を行う我々にとって千葉ブロック協議会および、県内24会員会議所会員が佐倉の地に集い、大会を開催することこそ、佐倉青年会議所の発展と飛躍への王道と捉え、2019年度第52回千葉ブロック大会佐倉大会の開催誘致にむけて全力で取り組みます。

結びに

20歳から40歳までの、青年が地域社会をよりよくするために活動を行っている我々であるからこそ、社会的背景の変化に柔軟に対応し、様々な制約や障壁を乗り越え速やかに行動を起こす必要があります。毎年行われている継続事業に対しては、最大限の成果を残すことを主題として、過去からの反省点やノウハウをしっかりと継承したうえで、事業の趣旨にご賛同いただける、外部団体やボランティアとの協働が、非常に重要なファクターとなります。JCだけで行う事業から、JCが軸となり外部協力を募り周囲を巻き込みながら行う事業へと、進化をさせることによって、さらなる事業内容の拡充のみならず、それを通じたJC運動の発信と、伝播を加速させることが可能だと考えます。そして、その経験を通じた学びの中からこそ、新たな社会問題に目を向けた様々な事業が生み出されると確信しています。
泉から湧き出す清き水は、小川となり、大きな川へと進化するのと同様に、我々の想いが大きなうねりとなり社会をより良くできると信じ前進していきます。

※「源清流清」・・・川の流れは、水源が清く澄んでいれば、自然に流れも清らかであるということ。転じて、根本が正しければ結果も良い。

2018年度 事業方針・事業計画

・会員資質向上事業の実施
・会員拡大運動の発信と実践
・青少年健全育成事業の実施
・地域社会創造事業の実施
・環境啓蒙運動及び参画
・組織制度の改革
・情報の公開・管理
・法人格の検証と再考
・第52回千葉ブロック大会・佐倉大会の誘致